洋服収納で困っているお客様にどうアドバイスする?私がアパレル業界にいたなら・・・
片づけを生業にしている私。お客様のお宅に伺ったり、セミナーで「片付けとは何ぞや」を伝えているのだが・・・
先日の整理収納アドバイザー2級講座にアパレル業界にお勤めの若者が2名同時に受講していただいた。
自分の生活と仕事に整理収納を活かしたい という崇高な目標を持って。(感動)
日頃、片づけを成功させるには「自分に合ったものの量にする」ということをお伝えし、その具体的な方法を説明しているのだが。
いかんせん洋服が好きな人は 服が多い。
そう、好きなことに関するモノは 当然増える。
トレンドにあった服を選び 買い 持つことこそに楽しみがあるのだから。
しかし、その大量な服たちを自分が管理できているか?となるは話は別。
アパレルの2人は例にもれず服が多い。一つ一つのモノにこだわりがあることも知った。また、引き出し一つ分をTシャツのみで占領していると。
お仕事にしていたらそりゃそうだ。
自社のモノを先駆けて身につけるなど業界での常識もあるだろう。
片づけの視点からすると 洋服を適量にしたほうが良い(確実に減らしたほうが良い)
アパレルの視点からすると たくさんあるのが業界的。(そもそも楽しんでいるからこれを変えることはほぼほぼ不可能)
私は早速この二つの視点の板挟みにあった。
私がアパレル業界にいたら 整理収納の知識をどう使う?と
しばらく考えて今現在の私の中の答えは以下のとおり。
回転を意識し、洋服の持ちすぎにならないために、購入した洋服を2年以内にリユースに出すことを前提とする。
このことを自分の中で決めしまう。
そしてお客様にも提案する。(お客様も洋服集のに困っている人が多いとか)
服の費用対効果を意識するために、購入金額とシーズンに何度着るだろうか予想し何回着たら元が取れるか考えてみる
費用対効果・元とる意識 この視点があるだけで手放す判断基準がふえるのではないだろうか?
そして下世話な話だが、スペースが開いたらまたお店に来てもらえるのではないか?と考察する。
さらに購入したものが2年たつ前に リユースのお知らせが届くシステムを会社にお願いしてみてはどうだろうか?
もしも重要顧客がこのやり方を取り入れてくれたら 売る側が顧客のクローゼットをある程度把握でき セールスもしやすくなるのでは?
などど 全く業界のことを知らないからこその案を思いついたのだ。
※この案は 実用的な服にあてはめられる。おしゃれは時に実用とはかけ離れ美的芸術的象徴的部分があるから。
モノは少ないほうが管理がラク。だけどモノを作ってどんどん売らなければいけない。この矛盾にどう折り合いをつけるか?考えあぐねる数日だった。
まとめ
洋服を売る側も 持つ側も 服の回転 稼働率を上げることでお互いにいい方向に向かおう
【ちょっと一言】
この5月は「モノの価値」について考えさせられることが多かった。価値を十分に感じられる人の元にたどり着けたモノはどれだけ幸せだろうか。
あなたのクローゼットに出番が来ないと悲しんでいる服はありませんか?
アパレルのプロが言っています。
2年以内にリユースすると流通の価値に流せると。
今週末、クローゼットを開いて確認してみませんか?
教えてもらったリユースショップはこちら レトレ吉祥寺