元幼稚園教諭で片づけのプロが考える子どもが捨てられない理由3つ

子どもってゴミみたいに見えるものも「いる」って言いませんか?

どうしてあれもこれも手放さないでとっておきたがるのでしょう

元幼稚園教諭で年間200名トータル1000名の幼稚園児と触れ合った経験と
片付け訪問件数100件越えの整理収納アドバイザーの目線から考えてみます。

考えられる理由は3つ

  1. 判断基準がそもそもわからない
  2. 本当に大切なもの
  3. 捨てられてしまう!という恐怖

1 判断基準がそもそもわからない

私たち大人は生まれてからすでに20年以上たち たくさんのモノを持った経験から 自分にとっての要・不要が ある程度基準があるでしょう。なかったとしても 要る ということはだれしもあるはずです。

しかし幼児はまだ生まれて6年も経っていません。 圧倒的に経験不足です。
おまけに幼児は時系列で考えることがあまり得意ではありません。
これをとっておいてその後つかうのか?という思考は持ち合わせていないのです。

あくまでも「いま」いるかどうか?ということを何も考えずに答えているだけなのです。

2 本当に大切なもの

幼稚園では 親には見えない様々なドラマがありました。

例えば、なかなか「遊ぼう」と言えない子どもSちゃんがいたとします。
いつも遊びたいと思っている子(仮にAちゃん)がいるのに勇気がなくて声がかけられない。
もじもじしていたSちゃん
たまたまAちゃんが通りかかり、「遊ぼうよ」と逆に声をかけられて念願かなって遊ぶことができた。
うれしくてうれしくて満面の笑みを浮かべるSちゃん
その時にAちゃんにもらった小さな石ころが宝物になった。

なんて うれしいエピソードが この石ころにあるなんて本人にしかわからないでしょう。

大人の目には見えない 大切な思いが 本当にあるのかもしれませんよ。

3 捨てられてしまう!という恐怖

これは きれい好き・片付け好きのママをもつお子さんに多いと感じます。

片付けがはかどらないからと 子どものいないすきを狙って勝手に捨ててしまったりしていませんか?

ママの満足するきれいさ・スペースは手に入るかもしれませんが 信用は失っています。

お子さんの大切なもの・価値観 と ママの満足するスペース
どっちが大事と考えますか?

以上子どもが捨てられない3つの理由についてお伝えしました。
お子さんに当てはまる項目はありましたか?

次回は
子どもの「だいじ」は価値観の現れ。「だいじ」を全部受け入れるとどうなるの?をお伝えします。

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