70代夫婦がストレスなく料理ができるキッチン(実家の片づけ)
写真は築50年一軒家のキッチンです。
そうなのです。私の実家のキッチンです。
「台所」という言葉のほうがしっくりきます(笑)
母が若いころから 家族のためにここに立ち 私を育ててくれました。
毎日毎日誰よりも早く起きて 朝からたくさんおかずを作ってくれました。
1度リフォームをしていますがそれでももう劣化が著しい。
片付けをし、されに長年の汚れを落として これから少しでも使いやすく、夫婦でストレスない調理ができるように・・・と願いを込めて片づけと掃除をしてきました。
上の写真のアルミラックをガス台の近くで使っていますが 油跳ねがひどい・・・でも買い替えは考えていないようなので 頑張ってきれいにしました。
ひとつひとつモノを確認しました。
写真の長いトングとすりこぎ、年に1から2回しか使わないのにすごく取り出しやすい場所に鎮座されていました(笑)
理由はちゃんとありますよ。
「形」が原因です
モノ形が大きかったり 長すぎたりすると特別な収納場所が必要なのです・・・
大前提は「父」も使いやすく戻しやすいこと。
キッチンの使い方でお互いイライラしないで仲良く作業してほしいから。
毎日使うもの以外は極端に使用しないということもわかりました。
何十年もここに置いてきたものを移動する。
慣れるまでしばらく張り紙(黄色いテープ)をして慣れてもらうことに。
一つ持っているだけでは不安なものもここへ。
スーパーの袋が 使いづらい位置にあったので 移動し、取り出しやすい引き出しに入れました。
三角に畳んだりすることは嫌らしいので、ぐしゃっとしてはいる分だけ入れることに。
大事なのは使う人が納得していることです。
私の母は 見た目より使い勝手が大事。
そして・・・
妖怪のしわざか・・・いつの間にかモノがなくなっている(笑)
母の場合は小さいスプーン
私はピーラー
似たもの親子です。
レンジが壊れていたので破棄しました。
上段の空いているスペースに収納される予定です。
母と一緒に片づけて 育ててもらったことへの「感謝」の気持ちがひしひしと・・・
母にも片づけて環境を整える便利さを味わってほしかったのと、いつも私がどんな風に仕事をしているのか見てもらいたくて、
片づけをしてきました。
しかし、時間がたつとともに思ってもみない感情が沸き上がってきました。
このキッチンで作ってくれたものを 食べさせてもらって私は大きくなったんだなあ。
そのことを思いもしないで、古い・使いづらい・汚れている・・・と 足りないことばかりが目に入っていました。
反省です。
この場所で母が家族のためにおいしいご飯を作ってくれました。
作っては洗い、しまう
この作業を果てしなく続けてきたのだよなあ。
本当に感謝です。
あとどれくらい この場所で元気に調理ができるだろう・・・
これからは(も) 父と二人でなるべく仲良く調理して、おいしい気持ちを共有してほしいな、としみじみ思いました。