私のピアノのモノローグ 第2話(全5話)

今回のブログ記事も私のピアノの物語

第2回目です!

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私は茶色で 猫足のピアノです。
お友達はほとんど 黒が多い中、珍しい色と形をしています。
私を選んでくれた人はのりおさん と くみこさん夫婦です。
秋田のど田舎で、当時町の中には信号が駅前に二つあるだけのそんなところに住む夫婦です。
当時は珍しくない、4世代が1つ屋根の下に暮らすおうちでした。

当時はまだ30代前半の二人です。
7人家族の中で 正社員はのりおさんだけ。
のりおさんのお父さんは 農業と日雇いの仕事。
くみこさんがパートに出て働く毎日です。

贅沢とは全く無縁の二人は
必要なモノは買うけれど ほしいものは買えません。
何かほしいとも思えない生活だったと思います。
だから 買い物も得意ではありませんし センスもありません(笑)

そんな二人が 長女しょうこちゃんのためにピアノを買おうと一大決心したのです。
しかも”素敵なピアノ” を求めて探していました。
何台もピアノを見たそうですが 私には運命を感じたようです。
「他のよりも高い」と言っていました。

お金もセンスもなさそうな 30代前半の夫婦。
この二人が 私を買ってくれました。
私のピアノとしての人生が始まりました。
つづく

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