子どもの好みを受け入れないとどうなるか

こんにちは!子ども部屋専門整理収納アドバイザー・小野寺しょうこです。

最近クラブハウスに頻繁に出没しており、つい1週間前には自分の番組「ルーム」なるものを立ち上げてみました。子育てや子ども部屋について家事をしながらまったりとした時間を過ごしています。

先日、クラブハウス・私のルーム内で「ママの好みだらけで、子どもの好みを受け入れない部屋の話をきいて、モヤモヤしたのですが、どう思う?」という話題になりました。

このことについて考えてみたいと思います。

ルーム「子どものスペース・おもちゃの片付けどうしてる?」開催日 平日㈪~㈮ 8:00~8:30

話の内容はざっくり次の通りでした。

・インテリアに良い、ママが好みのおもちゃしか置かない

・インテリアを邪魔するおもちゃや、子どもの持ち物は見えないように収納にする

・子どもの興味が消えたようなら親が捨てる

おしゃれな部屋はステキですが、それが家族の主張や好みを無視したモノであったなら…少し残念に思います。幼児教育を学んできたはしくれとして、ここに私の主張を残しておきたいと思います。

子ども部屋づくり・子育ての参考になれば幸いです。

バランスよく親と子ども両方の好みを活かそう

ママのセンスはステキなのかもしれません。しかし、親のセンスばかりを押し付けていると、積もり積もって親子関係が悪くなることが予想されます。

たったそれだけのことで?と思うかもしれませんが、常に自分の主張ができないことは、思った以上につらいものです。

家は家族みんなのスペースです。特に子どものスペースは子どものためのモノですから、ある程度は子どもの趣味に合わせることも大事でしょう。

こちらのケースで特に気になったポイントは 「インテリアに合わないおもちゃやモノを見えなくする」という事です。子どもは、目に見えないおもちゃは遊ばなくなる傾向があります。おもちゃ箱にふたをしたとたんに、遊ぶ回数が減ります。

このケースのように見えなくするということは 子どもの興味から遠ざけてしまっている という事になるのです。

自分の本心を言わなくなるケース

この話を聞いて、幼稚園教諭時代のあるエピソードを思い出しました。

おしゃれで、ラルフローレンが大好きなママをもつ年長の女の子。大人顔負けな服装をするのは、センス抜群なママのコーディネートによるもの。年長女子が好きなピンク・水色・紫には目もくれず、緑と紺色で身を包んでいます。

 その子は、折り紙や画用紙・絵具など、好きな色を選ぶシーンでは決まって緑と紺色でした。それを担任の先生は「ママ譲りのセンスで素敵ね」と言っていました。

私はある日、バス待ちで彼女が一人、ぶらぶらしている姿があったので「好きな色はなに?」と聞いてみました。予想通り「緑と紺色!」ニコニコして答えました。

試しに「本当は?」と内緒話をするように、耳元で囁いたら、2・3秒間をおいて「…ピンク」と答えたのです。

その瞬間、ピンクが好き、と言えない何かがあるのだろうと、とても切ない気持ちになりました。

本当はピンクが好きなのに、緑と紺色が好きと言う。子どもらしく「ピンク!!」って言えたなら、きっとうれしいだろうと思いました。

たかが色のこと、大したことないのでは?と思うかもしれません。しかし、たかが色のことさえ主張できないという状況は、考え物だと思うのです。

まさに「親の敷いたレールに乗って」という状況ですね。

お互いの好みのバランスをとるには

確かに子どものセンスを100%受け入れられない時があります。

グレーのボトムスにグレーのトレーナーを選んだ日には「ねずみ男か!」と突っ込みたくなります。柄on柄のコーディネートにうんざりする日もあります。

そんなことにならないように、子どもが選び始める前の段階で大人が軽くセレクションしておくのはいかがでしょうか?

ときどき主張を受け入れて、時々大人も主張する、そんな譲り合いの精神でお互いを受け入れてみませんか?

やっぱり、子どもの気持ちも大切にしよう

家族平等に主張ができる関係は素敵だと思いませんか? 何気ない生活の中に、誰かがひそかに我慢しつづける、という状況はないほうがいいに決まっています。

調和のある親子関係を続けるためにも、子どもの様子を理解しながら、心の声にも耳を傾けたいですね。

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